LinkedInとは?他のSNSとの違いと使い分け方

LinkedIn(リンクトイン)とは、どういうSNSなのか?他のSNSとの違いや使い分け方についてまとめます。

LinkedIn(リンクトイン)

LinkedInとは?

LinkedInは、ビジネスの人脈形成を目的としたSNSです。

と言われても、ピンとこない人のために、ちょっとイメージしやすい話で例えましょう。名刺管理サービスのSanSanをご存じでしょうか。社内の名刺情報を一元管理することで、社内のビジネス人脈の活用を図るサービスです。

あの会社のキーパーソンにコンタクトしたいけど、社内につながっている人いないかなぁ?

というときに威力を発揮しますね。 ビジネスでは、

あの会社にコンタクトしたいけど、前職の同僚か誰かにつながっている人いなかったっけ?

とか

あの会社に転職したいけど、前職の誰かが転職したって聞いたなぁ。話を聞けないかなぁ?

ということがあります。このように普段からの付き合いはないけど、たまに情報をもらったり、知り合いを紹介してもらったりするぐらいの緩い人脈が、商談や転職のきっかけになることもあります。こういう緩いビジネス人脈を持っている人と持っていない人では、明らかに商談や転職のチャンスに差が出ます。

この緩いビジネス人脈形成をSNSで実現しようとしたのが、LinkedInです。

他のSNSとの違いと使い分け方

Twitterが不特定多数の人に向けて出来事や思い・考えをシェアするSNS、Facebookが個人的な知人・友人と日常の出来事や思い・考えをシェアするSNSなのに対し、LinkedInは自分の仕事や専門分野に関するトピックをシェアするSNSです。

そのため、LinkedInのタイムラインは、つながっている人の仕事に関するインターネット上の話題へのコメントが多いです。というと、堅苦しく感じるかもしれませんが、使い分け方はもっと単純です。

プライベートとビジネスでSNSを使い分けるだけです。つまり、会社の同僚、顧客、取引先の人とはLinkedInでつながっておくという使い方です。特に若い人は目上の人から、

○○さん、Facebookやってる?じゃあ、友達にならない?

みたいなことを言われた時に、むげに断るわけにもいかず、困りますよね。そんなとき、

それなら、LinkedInにしませんか?私、Facebookはリアル友達専用で、それ以外はLinkedInにしてるんです。

と返す手が使えます。

実際、仕事上の付き合いのある人なら、LinkedInでつながると、お互いのLinkedIn人脈を知ることができ、それらの人にゆるくつながっていくのにも役立ちます。

仮にその人が、本当はLinkedInでさえもつながりたくない相手ならば、いったんLinkedInでつながりを承諾しておいて、しばらくしてからLinkedInのつながりを解除すればよいのです。LinkedInでは、つながりを切ったことが相手に通知されることはありません。

実際、私は同僚や顧客との飲み会の席でLinkedInでつながったこともあります。相手によってSNSを分けるという使い方だけでも、何かと便利です。

転職へ向けた人脈形成

LinkedInで最も多い使い方は、まちがいなく転職でしょう。LinkedInユーザーのうち最も多いのは、リクルーターでしょう。筆者のつながりの8~9割は、リクルーターですし、過去の転職のうち2回は、LinkedInでつながったリクルーターから紹介された会社です。

LinkedInは2003年に米国で始まりました。米国には、日本のような終身雇用の文化も、新卒と中途を区別する文化もありません。日本と違って転職するのが当たり前の文化です。そのような文化では、会社関係で知り合った人と、ゆるくつながっておくことが、後々役に立ちます。

例えば、自分が転職する立場の場合、転職候補の会社に先に転職した元同僚にその会社のことを聞いてみるというのは、なかなかしづらいですが、LinkedInのようなSNSならわりと気軽にできます。

また、自分が採用側なら「こういう人を募集している」という情報を広めて紹介してもらうことも期待できます。

そのため、LinkedInを転職目的で使うなら、自分の職務経歴をできるだけ公開したほうが有利です。私も職務経歴書の内容をほぼそのまま英語で載せています。特に採用企業から依頼されているリクルーターは、LinkedInでいろんな検索キーワードで転職候補者を探しまくっています。つまり、職務経歴が詳しく載っているほど、リクルーターの検索にひっかかりやすくなるのです。

すぐには転職する気がなくても、LinkedInで多くのリクルーターとつながっておけば、将来、転職したいと思った時に、LinkedInリクルーター人脈が生きてきます。外資または海外とビジネスしている会社への転職に興味があれば、このブログの「LinkedInを使った転職活動の流れ」をお読みください。

参考

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