Toastmasters Clubで英語コミュニケーションスキルがつくのか

Toastmasters Clubに入っていなければ、40代半ばでLinkedInで海外のヘッドハンターにスカウトされて、外資系企業に転職するなど考えられないことでした。
Aksel LianによるPixabayからの画像
Toastmasters Clubに入ったきっかけは、海外のカンファレンスに出たものの質問もネットワーキングもまともにできず、打ちひしがれて帰ってきたことでした。せめて英語で自分の考えを伝えられる程度にはなりたいと思って、Toastmasters Clubの門を叩いただけで、転職するほどのスキルアップなんて期待していませんでした。
なぜToastmasters Clubで英語コミュニケーションスキルがつくのか?
Toastmasters Clubを通して英語コミュニケーションスキルをつける人には、次の3つの特徴があります。
  1. Try something new
  2. Try something unusual
  3. Act as if you can do it

Try something new

新しいことをやってみよう。
Toastmasters Clubは、Public Speakingをやってみる場所です。それにもかかわらず、私は参加したての頃に、普段仕事でやっているようなパワポのプレゼンみたいなことをやってしまいました。ベテランメンバーからの論評で
Youはいったい何しにToastmasters Clubへ?
と考えさせられました。この問いかけが、私を変えるきっかけになりました。普段やっていることの延長線上では何の新しいスキルも身につきません

まずはToastmasters Clubの教材で与えられた課題にまっすぐ取り組むことにしました。その中には、今まで考えたこともなかったような課題があります。その課題の一つ一つに向き合うことが、スキルアップの近道だったのです。

Try something unusual

普段やらないことをやってみよう。
Public Speakingは、単なるプレゼンにはとどまりません。過去のエピソードを交えたスピーチでは、たいていその場面を伝えるための「演技」を伴います。Toastmasters Clubには、たいてい「名優」がいます。彼らは、Toastmasters Clubでここぞとばかりに演じるわけです。

実は、このように普段やらないことをやってみることが、自分のセルフイメージを変えることにつながります。人は無意識に自分が思い込んだセルフイメージに縛られて生きていますToastmasters Clubを通じて、セルフイメージを解き放つことが人生にどれだけ影響を与えるのか、いつも思い知らされます。

Act as if you can do it

自分が(やりたいと思ったことを)できているかのように振る舞おう。
Toastmasters Clubには、「この人のようにスピーチしてみたい」という先輩メンバーが何人もいます。私は毎回、誰のどんな点をモデリング(真似)するということを決めていました。自分のスピーチ中は、完全に彼らになりきって、自分が主役で聴衆を掴んでいるつもりになりきっていました。

モデリングを繰り返していると、それが当たり前になってきます。次第に、自然にそれができるようになってきます。

私の場合、ここまで来た頃には、自分の下手な英語へのコンプレックスはなくなっていました。

補足

Toastmasters Clubは月に2回しかありません。それだけでは英語コミュニケーション力をつけるには不十分です。今はiPhoneがあるおかげで、通勤時間を使って、いろいろな英語スピーキング練習ができるようになりました。私には、このようなスキマ時間を活用した英語スピーキング練習Toastmasters Clubの組み合わせが、英語コミュニケーション力をつけるのに役立ちました。

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