前半は、「地表面の気温がどのように決まるか」について「放射対流平衡」モデルに基づいて解説された。 → 参考)地球の気候はどう決まるか?
後半は、地球温暖化懐疑論へのQ&Aだった。 → 参考)地球温暖化の真実
前回の丸山先生の講義で
気候に影響を与える要素には、温室効果ガスのほかに、太陽風(太陽黒点周期)、宇宙線、地球磁場などがある
とお聞きしていた。参加者の中からその点について質問があった。これに対する住先生の回答は、だいたい次のようなものだ。
太陽黒点の周期は一定であり、これまでも繰り返している。現在に限ったことではない。
宇宙線により雲の量が変わるというスヴェンスマーク説は、まったく証明されていない仮説。現在の地球温暖化に対しては、温室効果ガスの影響が大きく、それ以外の要素は大きくないと考えられる。
詳しくは、東北大学の明日香先生のレポート『地球温暖化懐疑論へのコメント』を読んでほしい。前回の丸山先生の歯切れの良さが強烈だったせいか、私には咀嚼しづらかった。
0 コメント